<クマの冬眠>
一部の哺乳類が寒くて過酷な自然の中で生き残るためにする、冬眠。冬眠前に食べ物をいっぱい食べ、体内に貯蔵し栄養を蓄え冬眠することで、エネルギーを最小限に抑えて寒く厳しい冬を乗り越えます。クマが冬眠することは有名だと思いますが、みなさんはふと気になったことはありませんか?寝ている間、ごはんやトイレはどうしているのかということ。リスなどの小型哺乳類は、中途覚醒して排便・排尿を行うといわれていますが、実は、クマは冬眠中は中途覚醒しない、つまり一切起きないのです。クマは体内に蓄えた食べ物だけで乗り切り、排便・排尿は一切せず冬眠することができるのです。人間からするとごはんも食べずトイレもいかないでずっと寝ていられるなんて、考えられないことです。ちなみに、動物園等で一般的に飼育されているクマは冬眠しないといわれています。野生のクマと違い、飼育されているクマは十分な食料も、温かく過ごせる環境も確保されている為、冬眠する必要がないからです。野生のクマからしたら羨ましい話でしょうね。また、中途覚醒しないといわれているクマですが、冬眠中でも出産を行うこともあるとか。クマには不思議がいっぱいありますね。
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