クマは、大きな動物の1つであり凶暴な1面を持つ生き物です。
日本には、本州に生息するツキノワグマと北海道のヒグマに分けられます。
ツキノワグマは、体長が1メートルから2メートル以内ですが、北海道などに生息するヒグマは、2メートルから3メートルまで成長します。また、体のカラーは、大きく分けて3種類になり白色、黒色、茶色が基本です。
食べ物は、木の実から魚類、野生の鹿やイノシシなどを食べています。小さな木の実に飽きれば、川へ入り魚類を手で掴んで食らいます。
強靭なアゴと歯は、魚の太い骨も軽く噛み砕き胃袋に収まっていきます。日本にいる野生動物の中でも、顎の強さはトップクラスになるようです。噛む力で言えば、人間の7倍ぐらいになり、金網やフェンスを食いちぎるパワーを持ちます。
そんなクマは、動物園で飼われていて人気の種類の一つです。子供達が遠足などで訪れれば、歓声を多く上げるのはパンダと白クマになります。また、クマと言えば、野生であるため冬場は冬眠するのが普通です。寒い季節は、人間と同じく活発に動く事が少なくなり土の下へ潜ります。しかし、動物園のクマも冬眠すると思われがちですが、冬の時期も観客の前でお披露目されます。野生と飼育されているクマの違いは、生活と食べ物の差があるようです。
まず、野生の場合、自分で食べ物を採り生きる事になります。そのため、夏から秋は食べ物を多く取り、栄養補給や保存する事に力を注ぎます。理由として、冬眠する冬に備えて体を作り体力を温存する状態に持っていきます。しかし、動物園にいるクマは、冬眠する事はなく1日の睡眠で冬場を過ごします。食べ物を自分で採る必要はなく、飼育員に与えられるため体力を無駄に使う必要がないようです。従って動物園のクマは、子クマから育てられているため、家で飼われている犬に近いぐらい人間に慣れていて冬眠する理由もいらなくなります。人間が食べるのは、生活を送る体力を必要とするためと生きるためです。クマも同じで、恵まれた環境と生活習慣が安定していれば冬眠は必要ありません。
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