野生の熊は、二層の毛で覆われています。
短い毛は体温を保ち、長い毛は地肌と短い毛から水を弾くようになっています。
また、足が速く時速64キロで走る事ができ、これは時速43キロ以上でトラックを駆け抜けたオリンピックの金メダルを総なめにした人間史上最速のウサイン・ボルトを軽く抜き去る速さです。
動物は人間より嗅覚が優れている事で知られていますが、熊は人間より100倍の嗅覚を持っているので、飛び抜けています。
特に、休憩無しで160キロ泳げると言われるホッキョクグマは、獲物を32キロ離れた所から嗅ぎ分け追跡できますし、人間と同程度の視覚を持っていて、他の多くの動物と異なり色盲ではありません。
ホッキョクグマの毛は光の反射で白く見えるだけで、実は透明です。
そして、地肌は黒色です。熊の中でもホッキョクグマだけが純粋な肉食で、他の熊は主に木の実など植物を好みます。ツキノワグマに総称される黒クマは、お互いコミュニケーションを取るために言葉を持っています。
また、バラエティの有るうなり声やハミング等で声を出してちゃんと交流しているのです。映画にも登場し、性格がとかく狂暴だと思われているグリズリーですが、攻撃的になるのはグリズリーが怖いと感じている場合と、雌のグリズリーが自分の子どもを守る時で、人間が攻撃された70％の事例では、母親グリズリーが小熊を攻撃や脅威から救おうとして起きています。
川に戻った鮭を捕獲しに出てくる時以外、普段は群れないグリズリーですが、実際はその社会に身分制度があります。
大人の雄がトップに君臨し、10代の若い熊は最下位に位置付けられています。
そして、多くの熊の体重は400キロ弱ですが、グリズリーは大きく成長するのは630キロを超えると言われ、過去に体重725キロのグリズリーが見つかっています。
魚や鹿を食べるグリズリーですが、大きな体に成長するものの75％の食事は木の実、ナッツ、そして葉等の植物からです。
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