ラクダと言えば、外国の砂漠などでユックリ歩く生き物をイメージする人は多いはずです。
顔が長く、馬に似ていて特徴が背中にある2つのコブになります。
ある物語では、砂漠の中で喉が渇いた人がラクダに助けられるシーンがありました。
背中にあるコブから、水分を取り飢えと渇きを凌いだ話は有名です。
しかし、実際は、ラクダのコブにはほとんど水分がなく脂肪の塊になります。そして、ラクダが暑い砂漠で生きられるようエネルギーが貯蔵できる仕組みになっているようです。
人間で言うなら胃袋にあたり、大きくなったり小さくなる事もあります。
例えば、ラクダは、10日間何も食べなくても人を乗せて歩いたり出来ます。
その後、コブを見てみると、歩く前より2分の1ぐらいに小さくなります。
ラクダに水や食べ物を与えれば、コブは元のサイズに戻りエネルギーが復活します。
また、ラクダのオスは、メスにたいする発情期が冬の3ヶ月です。12月から2月の間に、オスとメスは交尾をして子孫を増やします。
この時も、コブは通常より小さく萎みますが、栄養と休息をすれば元の大きさに戻ります。
そんなラクダの体は、暑い砂漠でも水分を外へ出さない仕組みになっています。
血液が水分を減らすのを抑制したり、体温を調整できる機能も備わっているそうです。
ラクダは、1度に100リットル以上の水を飲みますが、胃袋以外に血液に多く吸収されていきます。水以外の雑草や植物などから、上手に水分を補給していける体でもあります。
そんな、ラクダの体を詳しく見てみれば、暑い砂漠に耐えられる仕様になっています。
目は、大きくパッチリしていますが、砂漠の砂やホコリから守るよう長い二列のまつげが生えています。
また、足の裏は、平べったい形状になっており砂漠の砂に埋もれないようになっています。
しかし、驚く事にラクダは、走ると意外と早く時速40キロ出るそうです。
群れで走る姿は、野生らしく外国ではラクダのレースもあります。
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